ファミリーの引越しは、荷物量が多く、家族全員の生活を一度に移動させる大仕事です。子どもがいる場合は転校・転園の手続きとも並行して進める必要があり、準備期間が十分に取れないこともあります。大型家具・家電・子ども用品など荷物の量が多いほど、業者選びが費用と満足度を大きく左右します。この記事では、ファミリー引越しに向いた業者の特徴と選び方を、料金目安も含めてわかりやすく解説します。
【比較表】ファミリー向け引越し業者一覧
| 業者名 | 料金目安(3LDK・同一都市) | 梱包代行オプション | 家具組み立て対応 | 対応エリア |
|---|---|---|---|---|
| アート引越センター | 15万円〜程度 | あり | あり | 全国対応 |
| サカイ引越センター | 12万円〜程度 | あり | あり | 全国対応 |
| 日本通運(日通) | 15万円〜程度 | あり | あり | 全国対応 |
| 引越し侍 | 10万円〜(業者による) | 業者によって異なる | 業者によって異なる | 全国対応 |
| SUUMO引越し | 10万円〜(業者による) | 業者によって異なる | 業者によって異なる | 全国対応 |
※上記料金は2026年4月時点の参考値です。荷物の量・移動距離・時期・オプション内容により大きく変動します。
1位:アート引越センター
アート引越センターは、ファミリー引越しで特に高い評価を得ている大手業者です。荷物量が多く、家具・家電も含めた大規模な引越しでも対応力が高く、スタッフの人数や使用トラックの手配も適切に行ってもらえます。
ファミリー向けの強みとして、「荷造りのお任せ」(梱包代行)サービスが充実している点が挙げられます。子育て中の家庭や共働き世帯など、荷造りにかける時間が取れない方にとって、プロが梱包を担当してくれることで引越し準備の負担を大幅に軽減できます。もちろん追加料金は発生しますが、時間と手間のコストと天秤にかけて検討する価値があるオプションです。
家具の解体・組み立てにも対応しており、大型のベッドや棚、テレビボードなどもまとめて任せられます。引越し後に組み立てを自分でする必要がないため、当日から新居でスムーズに生活を始めやすくなります。
養生作業は標準で実施され、引越し元・引越し先の両方で壁・床・廊下の保護が行われます。ファミリーの場合はトラックの往復が増えることもあり、搬出・搬入ルートの養生がしっかりされていると安心感があります。
料金の目安は3LDK・同一都市内で15万円程度からです(2026年4月時点の参考値)。距離が長くなるほど、また繁忙期ほど料金が上がるため、引越し時期を調整できる場合は閑散期を狙うとコストを抑えやすくなります。
2位:サカイ引越センター
サカイ引越センターは、ファミリー引越しでコストと品質のバランスが取れた業者として知られています。大手の中では比較的リーズナブルな料金設定で、梱包材の無料貸し出しや家具の組み立て・解体なども標準的に対応しています。
ファミリー向けのプランでは、家族の人数・荷物の量に応じてスタッフを増員する対応も可能で、大型引越しでも作業効率を保つことができます。引越し当日の作業時間の見通しが立てやすく、子どもを連れての引越し当日でも段取りを組みやすいという声があります。
梱包代行オプションも用意されており、引越し前の準備が忙しい家庭にはまとめて依頼できます。また、不用品回収や家電のリサイクル対応を行っている場合もあり、引越しに合わせて不要なものを処分したい方には便利な選択肢になります(対応内容は地域によって異なります)。
料金の目安は3LDK・同一都市内で12万円程度から(2026年4月時点の参考値)。アート引越センターや日本通運と比べてやや抑えめの傾向があります。大手ならではの安心感とコストパフォーマンスを重視するファミリーに向いています。
3位:日本通運(日通)
日本通運(日通)は、大型荷物や法人引越しでの実績が豊富で、ファミリーの大規模引越しでも高い対応力を持ちます。荷物の量が多く、重い家具や大型家電が多いご家庭には特に向いています。
長年の物流業界での実績から、搬出・搬入の手順が効率的に管理されており、大型引越しでも安定したクオリティで作業が進むのが強みです。ピアノや美術品などの特殊品への対応実績も豊富で、一般的な家財道具に限らず特別なものがある場合にも安心して依頼できます。
梱包代行・家具の組み立て解体・養生などのサービスが充実しており、引越しに関わる作業をまとめて任せることができます。また、長距離引越しや転勤に伴う引越しでの実績が多く、遠距離の家族引越しにも対応しやすいとされています。
料金の目安は3LDK・同一都市内で15万円程度から(2026年4月時点の参考値)。大手の中では高めの水準になる場合もありますが、サービスの充実度や安心感を重視するファミリーには検討の価値があります。見積もりは無料で、訪問見積もりを利用すると細かな条件も確認しやすくなります。
4位:引越し侍
ファミリー引越しでも、引越し侍の一括見積もりは有効な手段です。荷物量・移動距離・引越し先・希望日を入力すれば、全国300社以上の業者から対応可能な業者の見積もりが集まり、料金・サービス内容を比較しながら選べます。
ファミリー引越しは費用が大きくなるため、相見積もりによる価格交渉の効果が出やすい傾向があります。複数社が競合する中で見積もりが出ることで、単独で問い合わせるより有利な条件が提示されることがあります。
ただし、一括見積もりは業者ごとのサービス詳細を個別に確認する必要があります。特に梱包代行・家具の組み立て・養生の内容はプランによって異なるため、見積もり後に詳細を確認することが大切です。引越し侍は「料金の相場を知りたい」「できるだけ多くの選択肢から比較したい」ファミリーに向いています。
5位:SUUMO引越し
SUUMO引越しは、ファミリー引越しの一括見積もりにも対応しており、登録業者の審査が行われているため安心して比較できます。ファミリーの場合は引越し費用が大きくなるため、複数業者の見積もりを比べるメリットが大きく、SUUMO引越しの活用は費用の把握・比較に役立ちます。
不動産情報との連携もあり、引越し先の物件探しと並行して引越し業者の比較もできる点が特徴です。新居が決まってからすぐに見積もり依頼に進めるため、転居のプランニングをまとめて進めたい方に便利です。
ファミリー引越しでは引越し侍と組み合わせて使い、両方から見積もりを取ることで、より多くの業者を比較できます。いずれも無料で利用でき、相見積もりの際の基礎情報として役立ちます。
ファミリー引越しで失敗しないための選び方
- 訪問見積もりを依頼する:ファミリーの大型引越しは、電話やWebの見積もりだけでは正確な料金が出にくいことがあります。訪問見積もりを活用して、実際の荷物量を確認してもらいましょう。
- 梱包代行オプションの必要性を事前に判断する:子育て中・共働きなど荷造り時間が取れない場合は、梱包代行の費用対効果を検討しましょう。料金は上がりますが、準備の負担が大幅に軽減されます。
- 子どもの生活への影響を最小化する工夫をする:引越し当日は子どもの預け先を確保するか、子どもが過ごしやすい環境を整えながら進めると、作業もスムーズになりやすいです。
- 閑散期・平日の引越しを検討する:繁忙期(3〜4月)は料金が高くなりやすく、業者の空き枠も限られます。スケジュールが柔軟なら、閑散期(1〜2月・6月)や平日を選ぶと費用を抑えやすくなります。
- 不用品を事前に処分する:引越し前の断捨離で荷物量を減らすと、料金の節約と引越し後の片付け負担の軽減が期待できます。大型家具の処分は粗大ごみ回収や不用品回収業者を活用しましょう。
よくある質問
- Q: ファミリー引越しの相場はどのくらいですか?
- A: 3LDK・同一都市内の引越しで10〜20万円程度が目安です(2026年4月時点の参考値)。距離が長くなると20〜40万円以上になるケースもあります。時期・荷物量・オプション内容により大きく変動するため、複数業者から見積もりを取得することをおすすめします。
- Q: 子どもがいる場合、引越し当日はどうすればよいですか?
- A: 可能であれば引越し当日は子どもを一時的に預ける手配をしておくと、作業が進めやすくなります。難しい場合は、子どもが安全に過ごせるスペースを確保し、作業エリアに近づかないよう配慮しましょう。
- Q: 遠距離(県をまたぐ)ファミリー引越しでも対応してもらえますか?
- A: 大手業者(アート・サカイ・日通など)は全国対応しており、長距離引越しにも対応しています。ただし距離が長いほど料金は上がり、作業日が複数日にわたる場合もあります。見積もり時に詳細を確認しましょう。
- Q: 引越し業者に不用品の回収もお願いできますか?
- A: 業者によっては不用品回収サービスを提供していることがあります。ただし対応の可否・料金は業者や地域によって異なります。引越し見積もりの際に一緒に確認しておくとスムーズです。
まとめ
ファミリー引越しは荷物が多く費用も大きくなりやすいため、複数業者からの見積もり比較が特に重要です。引越し侍やSUUMO引越しを活用して料金の相場を把握しながら、アート引越センター・サカイ引越センター・日本通運などの大手にも直接見積もりを依頼して比較するのが理想的なステップです。
梱包代行・家具の組み立て解体・養生などのサービス内容も合わせて確認し、家族全員の引越し準備の負担を上手に分散させましょう。時期に余裕があれば閑散期を狙うことで、費用の節約も期待できます。早めに動き始めることが、ファミリー引越しを成功させる最大のポイントです。



